イエメン:全ての県で電力が復旧
2024年12月20日付 al-Quds al-Arabi 紙
■フースィー派、イスラエルによる爆撃で被害を受けた電力が全県で復旧したと発表
【イエメン:アナトリア通信】
フースィー派は金曜未明、首都サナアと西部のフデイダ県でイスラエルの攻撃を受け停止していた電力が、すべての県で再開したと発表した。
フースィー派メディアによると、イスラエルは昨日、首都サナアのヒズヤズ発電所とザフバーン発電所、またフデイダ県のフデイダ港とサリーフ港、ラアス・イーサー石油施設を攻撃した。
一方、イスラエル軍は木曜日に、イエメンのフースィー派の支配地域にある5つの標的へ、戦闘機14機で数十回爆撃したと発表した。
これを受けフースィー派のメディアは、首都サナアと紅海沿岸のフデイダ県の港湾とエネルギーインフラが攻撃を受け、9人が死亡、3人が負傷したと述べた。
これは、2023年10月にガザでの大量殺人が始まって以来、イスラエルがイエメンに対して行った3度目の攻撃にあたり、1度目は今年7月、2度目は9月で、フデイダ港と同市の発電所の燃料プラントを標的としていた。
フースィー派版サバ通信は、電力公社のミシュアル・リーフィー局長の発言として「神と、そしてすべての人の協力のおかげで、また電力公社の技術チームによる多大かつ献身的な努力により、全県で電力が復旧した」と伝えた。
また、同局長は「そしてこれは、パレスチナの人たちを支援するための聖なるジハードと約束された勝利の戦いにおいて、イエメンの人々の忍耐と不屈さを強化することに貢献し、その責務を果たそうとする「変化と構築の政府(フースィー派政府)」の熱意から生まれた結果である。」と付け加えた。
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翻訳者:池内一生
記事ID:59322