■インターポール、シリアでの戦争犯罪人の引き渡しをレバノンに要求。
【本紙】
国際司法裁判所は、シリアでの政権崩壊後に逃亡した「アサド派の男たち」を逮捕し、処罰するための第一歩を踏み出した。特別検察は米司法当局から、崩壊したアサド政権下でシリア空軍情報部長を務めていたジャミール・ハサン少将の引き渡し要請を受けた。
米司法当局は国際インターポールを介して電報を回付し、ハサン氏の逮捕を求める要請を発表した。これは人々に樽爆弾を投下することによってシリア国民に対して行った大量虐殺など、同氏がシリア内戦中に行った戦争犯罪により同氏を起訴するためのものである。
複数の司法関係筋によるとレバノン司法当局はこの要請に応じ、公安当局にその旨を伝えたという。同公安当局は、ハサン氏を逮捕し司法当局に引き渡す準備として、同氏がベイルートにいるかどうかを調査している。
しかし同複数筋によると、記録上ではハサン氏がレバノン国内にいないと指摘されているという。同時に同複数筋は、同氏がアサド政権崩壊後の数時間以内にレバノンに不法な経路で入国した可能性を否定しなかった。
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