ガザ:カッサーム旅団が「ゼロ距離」からの攻撃によりイスラエル兵らを殺害したと発表
2024年12月23日付 al-Quds al-Arabi 紙
■ガザのパレスチナ抵抗勢力、「ゼロ距離」からの攻撃によるイスラエル兵3人の殺害を発表
【ガザ:本紙】
パレスチナ抵抗勢力諸派がガザ地区で複数の武装攻撃を実行し、その過程でイスラエル兵数名を殺害したことを明らかにした。
ハマースの軍事部門である「カッサーム旅団」は、複数の複雑な軍事作戦を遂行したと発表した。その作戦で、同旅団の活動家らは、別の(イスラエル軍)部隊が立てこもっていた建物を警護中のイスラエル兵3名を刺殺したという。さらに同旅団は、活動家らが、ガザ北部バイト・ラーヒヤ―計画地区内のその建物に突入し、「ゼロ距離」から部隊全員を排除したのち、彼らの武器を奪取したと述べた。さらに彼らは、占領軍が建物内に拘束していた多くの市民を解放したという。
カッサーム旅団はまた、戦線から帰還した活動家らが「ヤースィーン105」ロケット弾でイスラエルの「リボット」装甲兵員輸送車1台と「メルカバ」戦車1両を攻撃し、ガザ地区中部のヌサイラート難民キャンプ北に位置する「新街区」地区で「クアッドコプター」型ドローン1機を撃墜したと述べた。
一方人民戦線の軍事部門である「殉教者アブー・アリー・ムスタファー旅団」は、イスラーム・ジハード運動の軍事部門「クドゥス旅団」と共同で、占領軍の犯罪に対する報復として、ラファフ市東部の占領軍集結地に対し、107mm口径ロケット弾による掃射爆撃を行ったと発表した。
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翻訳者:植野平良
記事ID:59337