ガザ:交渉決裂の場合、イスラエル軍はさらに1個部隊を投入か

2024年12月24日付 al-Quds al-Arabi 紙

■イスラエルの報道機関は、交渉決裂の場合にもう一部隊がガザ地区に侵攻できるよう準備をしていると報じる

【テルアビブ:アナトリア通信】

ヘブライ語報道機関は月曜日(23日)夕刻、イスラエルの3個部隊がガザ地区で活動しており、さらにもう一部隊がハマースとの捕虜交換交渉が失敗した場合に侵攻する準備を整えていると報じた。

イスラエル軍は2023年10月27日にガザ地区への侵攻を開始したが、同軍の諸声明によると、同月7日のジェノサイド開始以降の死者数821人のうち389人が将兵であるという。しかしイスラエル政府は同地区での正確な死傷者数を隠蔽していると非難されている。

「チャンネル14」は、「最近のガザ地区は、戦闘の激化と交渉の深化で揺れ動いている。これら2つの話題は完全に異なるが、そのいずれもが安全保障上の課題を示唆している」と伝えた。

さらに同チャンネルは、「レバノンでの(ヒズブッラーとの)激しい戦闘の間、ガザ地区は二の次であったが、少なくとも現在は再び主戦場になった」と付言した。

そして、「イスラエル軍は3個部隊を用いてガザ地区で活動しており、加えてもう1部隊がガザ地区への侵攻準備を命じられているが、現時点ではこれはまだ行われていない」と説明した。

同チャンネルは、「ガザ地区北部では、イツィク・コーヘン准将率いる第162師団が掃討作戦を行っており、ジャバーリヤー町での戦闘は終結間際である」と付言した。

同じ情報筋によると、ヨアヴ・ブルーナー准将率いる第99師団は、ガザ地区中部のネツァリム回廊を占拠しているという。

「後略」


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翻訳者:大森耀太
記事ID:59342