イエメン:フーシー派がアメリカへ脅迫メッセージ
2024年12月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️フーシー派、地域のアメリカの利益を「制限なしで」攻撃すると脅迫−(ビデオ)
【イスタンブール:アナトリア通信】
イエメンのフーシー派は火曜夜、もし同国に対する「侵略」が続くなら、中東におけるアメリカの利益を「制限なしで」攻撃すると脅迫した。
これは、同派の政治評議会のメンバーであるムハンマド・アリー・フーシー氏が、「X」プラットフォームを通じて放送したビデオメッセージで述べた内容だ。
フーシー氏は、「我々はアメリカ人に対して、イエメンを標的にしないよう警告する。さもなければ、我々は中東におけるアメリカの利益を一切の制限なしに攻撃する」と述べた。
続けて、「ガザに対する(イスラエルの)侵略とイエメンへの攻撃を止めなければ、我々はアメリカの重要な目標を攻撃し、そのメッセージを伝える。すでに我々はそのことを(フーシー派の)ミサイル部隊の兵士たちに伝えている」と発言した。
フーシー氏は火曜日早く、同派の「サバ」通信が発表した声明で、「我々は(イスラエルのベンヤミン)ネタニヤフ首相に告げる、イエメンは彼にとって太陽の目よりも遠い」と述べた。
さらに、「イエメン人はユダヤ人を恐れず、いかなる脅しも気にしない。むしろそれらは空虚な言葉に過ぎない。真実を知らない者は、イエメンの人々の勇気、力、忍耐、そして不屈の精神について尋ねるべきだ」と付け加えた。
これは、ネタニヤフ首相とイスラエル・カッツ国防大臣の脅迫を受けてのことであり、彼らはフーシー派がイスラエルの深部にある目標への攻撃を強化したことに対抗し、激しい報復攻撃を予告した。
2023年10月7日以来、ガザ地区で続くイスラエルによる集団虐殺戦争で153,000人以上のパレスチナ人が殉職・負傷したことを受けて、「ガザとの連帯」を掲げ、フーシー派は同年11月から、紅海でイスラエルと関連する貨物船をミサイルや無人機で攻撃し始めた。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:新階 望乃
記事ID:59344