モロッコ:下院議会がストライキ関連法案を承認
2024年12月25日付 al-Quds al-Arabi 紙
■モロッコ:物議を醸したストライキ関連法案が下院議会を通過
【ラバト:アナトリア通信】
モロッコ下院議会は、火曜日の午後遅くに、物議を醸しているストライキ関連法案を賛成多数で可決した。
下院本会議では124人の議員が賛成票を、41人が反対票を投じた。
また、総議員395人のうち、250人が投票を棄権した。
ユーヌス・スクーリー経済統合・雇用大臣は、約10時間に及んだ会議の中で、「ストライキ法案は、労働者と企業を保護し、組合の自由を拡大することを目指している。」と述べた。
さらに、同大臣は「政府が(法案について)多くの修正案を承認したが、それは政治的配慮に基づくものではなく、国民のニーズにこたえる論理的で合理的な修正案であるからだ。」と述べた。
これらの修正案の最も重要なものについて、スクーリー大臣は次のように述べた。「政府は、ストライキが法律に従って実施されている限り、雇用主がストライキ参加者に対して、解雇や恣意的な異動などの不当な措置をとることを禁止することを承認した。」
また政府は、ストライキを呼び掛けた者に対する「刑事罰および拘禁刑」の削除や「政治的目的のために行われるいかなるストライキ」を禁止するとしていた条項の撤回等を含む、議員らが求めていた修正案も承認した。
(後略)
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翻訳者:佐久間悠花
記事ID:59346