シリア:北部アレッポ県で爆発事件が発生し、11人が死傷

2024年12月24日付 al-Quds al-Arabi 紙

■4人が死亡、7人が負傷…シリア北部で車載の爆弾が爆発 - (写真と動画)

【ダマスカス:DPI通信】

「シリアテレビ」によると今日火曜日、シリア北部アレッポ県の東部にあるマンビジュ市で発生した車載爆弾の爆発により、4人が死亡し、7人が負傷した。

同テレビが放映した映像では、数台の車が炎上し、軍服を着た人物がそれらの消火を試みているシーンが映っており、爆発の現場では銃声が聞こえる様子もうかがえた。

同テレビによると今回の出来事は、今月8日にバッシャール・アサド政権が崩壊して以降、シリアで初めて発生した爆発事件だという。

これと時を同じくしてシリアの民間防衛隊は、マンビジュ市の「タジュニード通り」で、民間車両に仕掛けられた爆弾が爆発したことにより2人が死亡、4人が負傷したとの初期調査を報じていた。

民間防衛隊はフェイスブックへの投稿で、この爆発により周辺の複数車両も炎上し、近隣の一部の住宅も被害を受けたと述べた。

シリア国民軍に属する諸勢力は先週、シリア民主軍との戦闘のすえ、アレッポ県東部のマンビジュ市を掌握した。

アサド政権崩壊以降増大する圧力に直面しているクルド人の支配下にあるアレッポ県東部田園地帯では、戦闘や衝突が起こっており、最近はトルコの支援を受けたシリア国民軍がクルド人軍事勢力の支配地域に進軍している。


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翻訳者:坂本彩華
記事ID:59348