スーダン:国境なき医師団が声明、「南ダルフール州には援助が足りている人はいない」(2)

2024年12月25日付 al-Quds al-Arabi 紙

■国境なき医師団: 飢餓と死の危険が南ダルフールの住民全員を脅かしている- (ブログ)

【ハルツーム:アナトリア通信】

国連のトム・フレッチャー人道問題担当事務次長は火曜日、スーダン国軍と準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」による紛争で、数百万のスーダン人の命が飢餓の脅威にさらされていると警告した。

同氏はXに「スーダンでは飢饉が広がっている。紛争は激化している。数百万人もの命が危険にさらされている」と投稿した。

そして、「統合的食料安全保障レベル分類(IPC)」の飢饉審査委員会(FRC)が発表したスーダンに関する報告書の(調査)内容に遺憾の意を表した。



IPCのFRCは火曜日、スーダンに関する報告書を発表した。IPCは国連機関や地域パートナー、支援団体による国際的な飢饉監視機関である。

報告書によると、スーダンは前例のない飢餓の危機に直面しており、人口の約半数にあたる2,460万人が食糧不安に苦しんでいる。

また、国内の5つの地域ですでに飢饉が確認されており、2025年5月までにさらに5つの地域に拡大する恐れがあると予測している。

国連や現地当局の推計によれば、2023年4月中旬から続くスーダン国軍とRSFの紛争で2万人以上が死亡し、1,400万人以上が避難民、難民となっている。

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翻訳者:上野瞭太
記事ID:59350