イラン、シリア国内の我が国の外交施設に対する攻撃に厳しい対応
2024年12月10日付 Hamshahri 紙
イラン・イスラーム共和国の国連大使兼常駐代表は、安全保障理事会と国連事務総長にあてた書簡の中で、シリアにある我が国の外交、領事施設に対する武装集団による攻撃を強く非難した。
【ハムシャフリー電子版】イランの国連大使兼常駐代表であるアミール・サイード・イーラヴァーニー氏はこの書簡の中で次のように述べた。「この書簡は、シリアにある我が国の外交施設や領事館に対して行われた攻撃に対するイラン・イスラーム共和国の深い懸念と強い非難を伝えるために送られたものである」
同氏は続けて次のように説明した。「ダマスカスで武装勢力の活動が激化するのと同じ頃、2024年12月8日に民兵がイラン大使館に強引に侵入し、襲撃した。この襲撃により、重大な損害や破壊行為、文書とアーカイブの盗難、窓やドア、家具の破壊が発生した。インターネット上に公開された最初の画像も、おそらく大使館が銃撃されたことを示している。また、2024年11月29日、武装集団がアレッポのイラン領事館を短距離弾で標的にし、領事館職員を危険にさらした。職員の命を脅かした攻撃のため領事館員らが避難した後、この場所は攻撃者によって占拠され、破壊された」
同氏はまた、「これらの行為は、外交施設の不可侵とその職員の安全を定めた外交関係に関するウィーン条約(1961年)及び領事関係に関するウィーン条約(1963年)に対する明らかな違反である」と述べた。
我が国の国連常駐代表はさらに、「イラン・イスラーム共和国は、外交・領事施設及びその代表者の特権(外交特権)が国際法に従って常に尊重されるべきであることを強調する。いかなる個人、団体、政府にもそのような違反を犯したり助長したりする権利はない」と付け加えた。
イーラヴァーニー氏は併せて「イラン・イスラーム共和国は、国連事務総長と安全保障理事会に対し、これらの重大な違反行為を明確に非難し、外交職員および外交施設の安全確保とこのような攻撃の再発防止のために必要な措置を講じるよう要請する。また、この書簡が安全保障理事会の文書として登録され、回覧されることを望む」と述べた。
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翻訳者:YT
記事ID:59378