■エルドアン大統領、ソマリアとエチオピアが共同宣言に合意と発表
【アンカラ:諸通信社】
両国間の対立は、エチオピアが今年、ソマリランドに港を建設する計画を明かしたことにより高まった。ソマリランドは1991年に独立を宣言して以降、自治や、比較的平和で安定した状況を享受しながらも、国家承認を得るのに苦慮している。
ソマリアはソマリランドによる独立への尽力に抵抗している。
エチオピアは紅海とインド洋に面する戦略的な一帯に臨むソマリランドの独立を承認すると述べた。エチオピアは内陸国であり、アル=カーイダ系の反政府勢力と戦うためにソマリアに数千人の兵力を配備している。
両国間のこうした対立によりソマリアは、エチオピアによるナイル川での巨大水力発電ダムの建設をめぐって同国と数年来にわたる対立関係にあるエジプト、そしてエチオピアのもう一つの敵であるエリトリアと接近するに至った。
トルコはエチオピアおよびソマリアの双方と良好な関係を有しており、ソマリア治安部隊の訓練を実施しているほか、世界への主要な運送航路への足掛かりを得ることと引き換えにモガディシュに開発援助を提供している。
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