レバノン:ヒズブッラーはアサド政権崩壊によりシリアを介した物資補給経路を喪失

2024年12月14日付 al-Quds al-Arabi 紙

■ヒズブッラー書記長:「我々はアサド政権崩壊後シリアを介した物資供給経路を失った」

【ベイルート:諸通信社】

レバノンのヒズブッラーのナイーム・カースィム書記長は土曜日、シリアで1週間前に反体制派による総攻撃によってバッシャール・アサド大統領が打倒されたことで、ヒズブッラーが同国を介した物資供給経路を失ったと発表した。

カースィム師はテレビ放送された演説のなかで、アサド氏について言及はしなかったが、ヒズブッラーが「シリアにおける情勢が安定するまでは、新政権について判断することはできない」とした。

カースィム師はさらに「シリア国民自らが政府を選び、憲法を決定する権利」について確認し、「シリアの政権は新たな勢力の手に落ちた。我々はシリアが安定し、明確な立場をとり、事態が整理されるまではそれについて判断を下すことはできない」と述べた。

さらに「我々は、シリアのこの新たな統治勢力がイスラエルを敵とみなすことを願う」と加えた。

さらに「シリア国民は自らの政府、憲法を決め、あらゆる選択をする権利がある」と続けた。

ヒズブッラーの指導者はシリアとレバノンの両国民、両政府の相互協力が継続することへの希望を表明した。


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翻訳者:鳥居隼斗
記事ID:59393