■戦争費用が生活を圧迫…増税と緊縮がイスラエル社会を揺るがす
【テルアビブ:DPA通信】
政府は、今後10年間でGDPの1%に相当する年間最低200億シェケルの国防予算増加を見込んでいる。2025年の国防支出総額は1070億シェケルとされ、戦前の支出額から65%の増加となる。
エルサレムのヘブライ大学経済学教授モミ・ダハン氏は次のように述べている。「これまでイスラエル国民は戦費のコストを直接負担していませんでした。この費用は政府の借入金で賄われていました。しかし今後、政府は借入額を減らし、残りの分を国民から取り立てることになります」。
戦闘がガザやレバノンの広範な地域を破壊した一方で、イスラエル経済(規模5250億米ドル)もまた大きな打撃を受けた。
建設業や観光業は低迷し、多くの人々が予備役として召集されたために、ほぼすべての産業で労働力不足が発生した。
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