イラク:2028年までにオタワ条約の義務を果たすと明言

2025年01月07日付 al-Sabah al-Jadid 紙
■環境省:イラクは2028年までに対人地雷全面禁止のためのオタワ条約の義務を果たすと約束

【バグダード:本紙】

イラク環境省は、「イラクは、2028年までに、すべての対人地雷を廃棄すると規定したオタワ条約(正式名称:対人地雷の使用、貯蔵、生産及び移譲の禁止並びに廃棄に関する条約)に沿って義務を果たす」と約束した。

環境省のルアイ・ムフタール報道官は記者会見で、「(イラクにおける)地雷問題に関しては、イラクは2028年までに、地雷を廃棄するための世界上限を定めたオタワ条約の批准国として真剣に取り組んでいく。2028年までに(オタワ条約に沿って)地雷廃棄の義務を果たすことを約束する」と断言した。

そして、「予算不足やその他の遅延など、例外的なケースが発生する可能性もある。その場合は、2028年からそう遠くないことを条件に、期間の限定的な延長を要請することになるかもしれない」と付け加えた。

一方、開発道路プロジェクトに関して、同報道官は「環境省地雷対策局は、プロジェクト関係各局と常に協力して、道路ルートの具体的な座標を同省に提供するという明確な手順で、座標と利用可能な地図に基づいて、その地域が地雷に汚染されているか否かを判断している」と述べた。

「当該地域が地雷に汚染されていない場合、プロジェクトは何の障害もなく進められる。しかし、汚染されている場合は、上記手順に従って関係各局と調整のうえ、まず、地雷除去作業を実施する」と続けた。


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翻訳者:池内一生
記事ID:59443