パレスチナ:トゥーバースとナーブルスで3人のパレスチナ人が犠牲に
2025年01月07日付 al-Quds al-Arabi 紙
■イスラエル占領軍がトゥーバースとナーブルスでパレスチナ人3人を殺害
【西岸地区:本紙】
占領軍がナーブルスとトゥーバースで行った突入、逮捕、衝突によってパレスチナ人3人が殉教し、イスラエル兵1人が負傷した。一方同軍はヨルダン渓谷での「軍事作戦」を実施したと発表した。
パレスチナ保健省と公式筋によると、トゥーバース県タンムーン村に対して無人航空機(ドローン)による爆撃が行われた結果、パレスチナ人2人が犠牲になった。彼らのうち1人は占領軍が遺体を収奪したために身元は不明であるが、もう1人の殉教者はスライマーン・クタイシャートさんである。
そして同省は、ナーブルス近郊で3人目の殉教者を確認した。地元筋によると、この殉教者は元被拘束者のジャアファル・ダバーブサさんであり、タッルーザ町での戦闘中に殉教したという。
イスラーム抵抗運動「ハマース」の軍事部門である「殉教者イッズッディーン・カッサーム旅団」は、「カッサームの戦士である殉教者ダバーブサ」を追悼し、「我々は、アクサーの蜂起からエルサレムの反乱を経て、アクサーの洪水に至るまで、シオニストである敵と戦ううえで数々の戦歴を残してきた、殉教者である指導者(ダバーブサ)の足跡を記憶している」と述べた。
同時に占領軍は、ナーブルス東部のバラータ難民キャンプ中心部に兵士らを輸送するために救急車を使用したことを認め、また占領下の西岸地区東部にあるヨルダン渓谷県で軍事作戦を開始したと発表した。
この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る
翻訳者:平松みの里
記事ID:59444