DEM党代表団、第二回オジャラン訪問へ「方向性は定まりつつある」

2025年01月09日付 Hurriyet 紙
人民の平等と民主主義(DEM)党のスール・シュレイヤ・オンデル、ペルヴィン・ブルダン、アフメト・テュルクの三名は、来週、イムラル島への2回目の訪問を行う。2月中旬にはテロ組織のリーダーであるオジャランが武装解除の呼びかけを行い予定で進んでいると明らかにされた。

2024年12月28日のイムラル訪問時、DEM党の幹部は、元マルディン広域都市市長のアフメト・テュルクが、イスタンブル選出国会議員のスール・シュレイヤ・オンデルとヴァン選出国会議員のペルヴィン・ブルダンを含む代表団に参加するよう要求した。法務省は来週、3人に関して面会を許可し、2回目の面会は1月15日またはその後数日中に実施されることが予想される。この訪問の前に、代表団は刑務所にいる元人民の民主主義党(HDP)メンバーと面会し、[オジャランとの]接触に関して元党指導部に情報を伝えたいとしている。

代表団は、法務省に、元HDP共同議長のセラハッティン・デミルタシュとフィレン・ユクセキダー、元ディヤルバクル市長セルチュク・ムズラクル、元[民主主義的社会]会議共同議長のレイラ・ギュべンと刑務所で会う許可を求めた。代表団は、こうした会談の後、すべての接触に関して世間に伝えた後、イムラル島に2回目の訪問を行う。

◾️特赦か大赦かではない

代表団のメンバーは、[1回目のイムラル島訪問後に]各政党指導者達を巡って会談した際には2回目の面会では武装解除についての話題を持ち出す可能性は低いと強調した。DEM党の情報筋は、2回目の面会後に方向性を定めると明らかにし、その後に法的枠組みが準備され、2月中旬にオジャランが武装解除を呼びかけるものと予想している。議会の裏情報では、事態が引き続き好調に推移し法整備が議題に上れば、これは「特赦」や「大赦」かといった新たな行政上の執行でないだろうと強調されている。

テロ組織が武器を放棄する段階に達した場合、現行制度の中で採りうる「自宅軟禁(外出禁止)」方式を採用してオジャランを自宅軟禁にすることができるとされている。

イムラル代表団は、2回目の面会後に[各党]政治関係者達と新たな面会をするかどうかを発表する予定である。

◾️テロリストは従うのか?

明らかになるのが待たれる最も重要な問いの一つは、「この呼びかけの対象となるのは誰なのか、テロ組織のリーダーやメンバーがこの指示に従う可能性はあるか」ということだ。イムラル代表団とDEM党幹部は、オジャランがこれらの組織に及ぼす全般的な影響力は疑う余地がないが、呼びかけの対象が誰で、どの規模で実施されるかは時間の経過とともに明らかになるだろうと述べた。

◾️土曜日のデミルタシュ訪問

ペルヴィン・ブルダン、スッル・シュレイヤ・オンデル、アフメト・テュルクからなる代表団は、土曜日にエディルネF型刑務所のセラハッティン・デミルタシュ、日曜日にカンドゥラ刑務所のフィゲン・ユクセキダーを訪問する予定だ。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:芝田幸恵
記事ID:59454