自国通貨から4つのゼロを消すための第一歩|1トマーンが100パールセに!

2024年12月22日付 Hamshahri 紙

 自国通貨から4桁のゼロを消去し、イランの通貨単位を変更することを目的のひとつとする通貨銀行法改正法案が、政府によって議会に提出された。

【ハムシャフリー電子版】第12期政府の際に1398年モルダード月13日(西暦2019年8月4日)付の審議で承認されていた国家通貨銀行法改正法案が、大統領により緊急法案として議会に提出された。

 この法案の条文には、イランの通貨単位がトマーンとなり、1トマーンが現行の10,000リヤール、および100パールセに相当することが記されている。

 政府によると、国の通貨単位を変更するには、トマーンとリヤールを同時に使用するために2年間の移行期間が必要になると予想されている。

 この改正の目的は、慢性的なインフレと自国通貨の購買力低下に起因する問題を軽減することである。これらはここ数年間、日常的な取引での数字の増加や、他の国際通貨と比較した自国通貨の見かけ上の威信の低下の原因となっていた。この計画は、国の通貨から4桁のゼロを消去し、紙幣と硬貨のシステムを見直すことで、支払いシステムにおける自国通貨の使用を促進するとともに、既存の問題を軽減することを目的としている。

 また、新制度への移行を円滑に進めるため、トマーンとリヤールを同時に使用する移行期間として2年間が検討されている。この期間中、中央銀行はリヤール紙幣と硬貨を回収してトマーンに交換するために必要な事務手続きを行わなければならない。

 この法案は、国の通貨構造の改正、インフレの抑制、および日々の取引における自国通貨の効率の向上を目的として議会に提出された。この法案を検討し可決することで、この分野における国の経済問題が解決されることが期待される。

 4桁のゼロの消去は新紙幣上のゼロの色を薄くして印刷することによってかなり以前から開始されていたが、議会で法案が可決されれば正式に実施されるものと予想される。


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翻訳者:SR
記事ID:59460