トルコのユダヤ教徒たちのラビ長であるイサク・ハレヴァ氏が、85歳で亡くなった。ハレヴァ氏は23年間、トルコのユダヤ教コミュニティのリーダーであった。
トルコのユダヤ教徒たちのラビ長であるイサク・ハレヴァ氏の死亡はトルコのユダヤ教コミュニティのSNSアカウントでの投稿で報告された。投稿では「尊敬する我々の長であり、永遠の平和と愛の一致を信じ、我々のコミュニティにおいて何年間もこの信念に従いリーダーを務めたラビ長のイサク・ハレヴァ氏が亡くなったことで深い悲しみの中に我々はいます。」と述べられた。
■アッセオ氏の後に選出された。
イサク・ハレヴァ氏は1940年にイスタンブルで生まれた。初等教育をベイオール・ユダヤ教高校で修了したハレヴァ氏は1961年にエルサレムのポラト・ヨセフ神学アカデミーで宗教法と教育部門で「ラビ」の位を取得した。1961年から1963年まで、マニサとカイセリで予備役教員として軍に従事したハレヴァ氏は軍から中尉の位で退役した。
■3代目のラビ長であった
長年、ラビ長補佐の役割をしていたハレヴァ氏は41年間、トルコのユダヤ教コミュニティのリーダーであったハマム・ダヴィド・アッセオ氏が2002年7月14日に死亡した後、行われた選挙でラビ長に選出された。ネヴェ・シャロンシナゴーグで行われたイサード式典でラビ長としての仕事を始めたハレヴァ氏はラファエル・サバン氏とダヴィド・アッセオ氏の後、トルコの3代目のラビ長となった。
■エルドアンによる哀悼のメッセージ
エルドアン大統領は、トルコのユダヤ教徒のラビ長であったイサク・ハレヴァ氏の死に際し、トルコのユダヤ教コミュニティの共同代表であるエロル・コーヘン氏とイスハク・イブラヒムザデフ氏に哀悼の意を表した。エルドアン大統領は電話で話したコーヘン氏とイブラヒムザデフ氏にハレヴァ氏について哀悼の意を伝えた。
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翻訳者:伊藤颯汰
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