サウジアラビア:大麻密輸で有罪判決を受けたイラン人6名の死刑を執行

2025年01月01日付 al-Quds al-Arabi 紙

■サウジアラビアが大麻密輸で有罪のイラン人6名を処刑 イランは駐テヘラン・サウジ大使を召喚

【リヤド:本紙】

サウジアラビア当局は今日(水曜日)、サウジアラビア王国への大麻密輸で有罪判決を受けた6人のイラン人に対する死刑を執行した。

サウジアラビア内務省は今日の声明で、「ジャーセム・モハンマド・シャアバーニー、アブドルレザー・ユーネス・タンガースィリー、ハリール・シャヒード・サーメリー、モハンマド・ジャヴァード・アブドルジャリール、メフディー・カナーン・ガーネミー、ホル・モハンマド・シャアバーニーのイラン国籍者6名が、サウジアラビア王国への大麻密輸を行った」と述べた。

同省はまた声明で次のように述べた。「捜査の結果、彼らは犯罪行為で起訴され、管轄裁判所に送致された。そして被告人らに対する告発内容が確認され、生命刑の判決が下された。その後判決は控訴されたが、最高裁判所で支持されたことで最終的に確定し、シャリーア法に基づいた処罰が実行を命じる王命が発令された」。

イラン、サウジアラビア大使を召喚

イラン外務省の発表によると同国は水曜日、サウジアラビア政府による自国民の死刑執行に抗議し、駐テヘラン・サウジアラビア大使を召喚したという。

同省は声明で、「駐テヘラン・サウジアラビア大使を召還した」と述べ、サウジアラビアの行為は「国際法の規範と基準に違反」する「受け入れられない」ものであると、強く抗議する姿勢を示した。


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:山中李咲
記事ID:59524