■ガザ地区南部のナースィル医療複合施設が燃料不足のため複数部門の医療サービス提供を停止
【ガザ:アナトリア通信】
イスラエルによる集団虐殺が16か月目に突入するなか、ガザ地区南部にある政府運営のナースィル医療複合施設は水曜、燃料切れのため、施設内の複数の医療部門で医療サービスの提供を停止したと発表した。
その多くが避難民である100万人以上のパレスチナ人にサービスを提供する同施設は声明で、医療サービスの提供停止により、病院内の患者らの命を脅かす医療危機が迫っていると警告した。
さらに声明では「ナースィル医療複合施設内で燃料不足の危機が生じているなかで、施設内のすべての主要発電機が停止しており、現在稼働しているのは小型発電機のみであることをお伝えする」と述べられている。
また声明によれば、「重篤患者を扱う集中治療、緊急手術、人工透析、酸素供給の各部門(のサービス)のほか、救命部門の照明を除き、センター内全ての医療サービスの提供が停止した」とのことである。
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