パレスチナ抵抗勢力がイスラエル人捕虜の居場所を秘匿しようと計画

2025年01月19日付 al-Quds al-Arabi 紙
■抵抗勢力が捕虜交換前にイスラエル人捕虜の居場所を秘匿する計画を立てる

【ガザ:本紙】

ある特別な情報筋は、パレスチナ抵抗諸派が計画を立て、ガザ地区に複数存在しているイスラエル人捕虜の隠し場所から捕虜を移送する作戦を隠蔽・偽装しようとしていると述べた。

その情報筋によると、過去の一定期間捕虜を隠し続けることができた抵抗勢力は、国際赤十字委員会の代理人に捕虜を引き渡す前に、捕虜の移送場所を隠し続けようと試みている。

計画では、解放予定の捕虜の名前のみ発表し、捕虜の解放場所がガザ地区北部・中部・南部のいずれの地域かは定めない。そしてこのことは、捕虜収容所から捕虜を移送する作戦が完了し次第、仲介者や赤十字の職員に伝えられる。

ガザの抵抗諸派は、今後数日間にわたり各派間で捕虜を解放する方法について調整する。とりわけ捕虜の中には、ハマースの軍事部門であるカッサーム旅団に囚われている人々もいれば、イスラーム聖戦運動の軍事部門であるクドゥス旅団などの他の部隊に囚われている人々もいる。

捕虜交換取引の実現に関する合意では、イスラエルのすべての形式の戦闘機がガザ地区上空から撤退すると明記されている。それにもかかわらず抵抗勢力は、イスラエルが捕虜の居場所を発見するために用いる他のあらゆる手段を恐れて偽装作戦を立てている。


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翻訳者:今村俊太
記事ID:59532