中国の新しいウイルスHMPVはイランに入ってきたのか?
2025年01月07日付 Hamshahri 紙
保険・医療・医科教育省のインフォメーション・センター所長は、HMPV(ヒトメタニューモウイルス)診断キットは国内で入手可能であると述べ、次のように強調した。「このウイルスへの感染が疑われる症例を全国的に日々モニタリングしているが、その結果によれば、陽性者はまだ報告されていない」
【ハムシャフリー電子版】IRNA(イスラーム共和国通信)によるとホセイン・ケルマーンプール所長は次のように付け加えた。「中国から広まったHMPVウイルスはインフルエンザに類似し、その症状は重度の風邪やインフルエンザに似ている。実際のところ、この新しいウイルスは未知のウイルスではない」
同氏は以下のように述べた。「コロナ流行中の保健省の問題の一つは、この病気を特定するための診断キットが不足していたことだった。現在診断キットは国内で十分な量があり、インフルエンザとコロナの患者に対する日々のモニタリングによると、HMPVに感染した事例はまだ確認されていない」
ケルマーンプール所長は国民にこのウイルスについて冷静になるよう呼びかけ、「HMPVウイルスは流行病ではない。国民は地下鉄などの公共の場所ではマスクを着用し、手洗いなどの衛生と安全の原則を忘れてはいけない」と説明した。
HMPVは2001年に初めて確認された呼吸器ウイルスである。このウイルスは主に上気道と下気道を標的とし、軽度でインフルエンザのような不快感から肺炎などの重度の障害に至るまでの症状を引き起こす可能性がある。幼児、高齢者や免疫力が低下している人など、重症化しやすい人々にとっては特に危険である。
HMPV と Covid-19 の類似点は顕著であり、発熱、咳、鼻詰まり、息苦しさ、呼吸器飛沫や汚染された表面を介した感染がこれらの病気の共通点である。
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翻訳者:LJ
記事ID:59558