エジプト: イスラエルの刑務所から釈放されたパレスチナ人囚人の一部はエジプトに追放、その後、隣国へ送還

2025年01月26日付 al-Quds al-Arabi 紙
釈放後国外追放され、カイロに到着した囚人たち(SNSより)
釈放後国外追放され、カイロに到着した囚人たち(SNSより)
◼追放された囚人たちがカイロに到着、アルジェリアやチュニジアなどへの送還の準備が進む‐ビデオと写真

【カイロ:本紙】

パレスチナのハマースは、対イスラエル奇襲攻撃「アクサーの大洪水」作戦の停戦合意の一環として、イスラエルの刑務所から釈放されたパレスチナの囚人70人が土曜日、エジプトの首都カイロに到着したと発表した。

ハマースの幹部、パレスチナ各派のリーダーたち、そして囚人の家族らが彼らを出迎えたということだ。

それとは別に、「シューラー評議会」のムハンマド・ダルウィーシュ議長率いる代表団がカイロに向かったことも明らかにした。
「シューラー評議会」は、ハマースの政治部門を選出する諮問機関である。

代表団は、ガザで拘束しているイスラエル人の解放と引き換えに釈放された、ハマースのメンバーであるパレスチナ囚人を引き取るための交渉をエジプト政府高官と行うつもりだ。



ガザの武装組織「イスラーム聖戦」(PIJ)とパレスチナの武装組織「パレスチナ解放人民戦線」(PFLP)も同様の目的で代表団をカイロに派遣すると発表した。

ヨルダン川西岸の人権擁護団体(NGO組織「パレスチナ囚人クラブ」)アブドゥッラー・ザガーリー代表は、エジプトに移送された囚人の何人かは、最終的に他国に移送さられることになると述べた。

(「パレスチナ囚人クラブ」の)ザガーリー代表はAP通信に対し、アルジェリア、チュニジア、トルコの3国は、イスラエルとハマースの停戦合意で、イスラエルの刑務所から釈放され、国外に追放された囚人の一部を受け入れる意向を示したと語った。





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翻訳者:坂本彩華
記事ID:59577