シュルナク県一部地域を「一時的特別安全保障地域」指定

2025年01月26日付 Milliyet 紙
(イラク、シリアと国境を接する)トルコのシュルナク県は、市街中心部といくつかの郡からなる7地区を「一時特別安全保障地域」に指定したと発表した。

1月27日から2月10日までの15日間、市街中心部といくつかの郡からなる地域が、「一時特別安全保障地域」に指定されたとの発表がシュルナク県よりなされた。

県は国民への被害を抑止するため、関係当局の許可なくこの地域へ立ち入らないよう警告した。

県の発表は以下のとおり。

「シュルナク県は、国家安全確保と、公共秩序・安全の維持、犯罪抑止、基本的な権利と自由、他者の権利と自由、一般的な公共秩序を保護し、暴力的な事件を抑制し、潜在的なあらゆる否定的状況を防ぐために、県行政法第11条(c)項及び、第2565号「軍事禁止地域及び安全保障地域に関する法律」第32/A条に基づき、別紙に位置情報記載の「一時特別安全保障地域」とすることを宣言する。

対象地域:
・シュルナク県中央郡の郡境にあるベストレル・デレレル地域
・シュルナク県中央郡とギュチュルコナク郡の郡境にあるガバルダー地域
・シュルナク県中央郡とシロピ郡、ジズレ郡の郡境にあるジュディダー地域
・シュルナク県中央郡とシロピ郡、ウルデレ郡の郡境にあるクルトダー地域
・シュルナク県ベイテュシェバプ郡の郡境にあるケルメフメトレル~ドンメズレル~コヴァンカヤ間、タフタレシュ地区、インジェベルダーラル地域
・シュルナク県ベイテュシェバプ郡の郡境にあるアルトゥンダーラル地域
・シュルナク県ベイテュシェバプ郡とウルデレ郡の郡境にあるオイマカヤ地域

当該地域を訪問する可能性のあるトルコ国民が、当該地域の不法勢力による被害を受けないこと、さらに、そうした勢力への対抗措置による被害を受けないことを目的として、2025年1月27日から2025年2月10日までの15日間「一時特別安全保障地域」を宣言するものである」

期間中、トルコ国民は、第2565号「軍事禁止地域及び安全保障地域に関する法律」に基づき、関係当局の許可を得て指定区域に入ることができるが、その条件を満たさない場合は第5442号県行政法第66条に基づき罰則措置の対象となる。


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翻訳者:原田星来
記事ID:59580