イランの大気汚染による死亡者数 衝撃的な統計が発表

2025年01月18日付 Mardomsalari 紙

 保健省大気衛生・気候変動局長は、「大気汚染に起因する死亡者は、昨年国内で3万人を超えた」と述べた。また同局長は、「1402年におけるその関連死亡コストは600兆トマーン相当だった」と付け加えた。

【マルドムサーラーリー電子版】アッバース・シャーフスーニー局長は、ナショナルデー「きれいな空気の日」に際して次のように述べた。「デイ月29日[西暦1月18日]は、『再生可能エネルギーによるきれいな空気への国民の決意』というスローガンのもと、大気汚染が健康に及ぼす影響への国民の意識を高め、きれいな空気を実現するために国民の参加を呼び込む機会だ」

 タスニーム通信の報道によると、同氏は、空気は人間や他の生き物の最も基本的な生理的要求の一つであるとし、「疾病負荷に関する最新の報告書によると、大気汚染は死因としては世界で2番目に多く、人類の健康にとって最も重要な環境の脅威である」と述べた。

 保健省大気衛生・気候変動局長は次のように付け加えた。「世界保健機関の最新の報告書によると、大気汚染は非感染性疾患による死因としては世界で 2 番目に多く、世界で 810 万人以上の早期死亡につながっている。また、死亡者の8人に1人は大気汚染が原因で亡くなっている」

 シャーフスーニー局長は続けた。「1402[西暦2023/24]年のイラン国内57都市におけるPM2.5浮遊粒子汚染物質に関わる衛生面での影響についての報告書の結果によると、PM2.5浮遊粒子長期曝露関連死亡者数の合計は、同年の調査対象都市の30 歳以上人口のうち、3万692 人だった」

 保健省大気衛生・気候変動局長は、「1402年におけるその関連死亡コストは600兆トマン相当だった」と付け加えた。


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翻訳者:YT
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