アルメニア・テロで犠牲のトルコ外交官を追悼―ロサンゼルス

2025年01月29日付 Milliyet 紙

アメリカのカルフォルニア州ロサンゼルスで、アルメニア人テロリストによって1973年に犠牲となったメフメト・バイダル総領事、バハドゥル・デミル領事、そして1982年に殉職したケマル・アルカン総領事のための追悼式典が執り行われた。

在ロサンゼルス総領事は、アルメニア人テロリストによって犠牲となったトルコ人外交官のために2つの場所で追悼式典を開催した。

サンタ・バーバラで執り行われた最初の式典で、アルメニア人のテロリストによって1973年1月27日に犠牲となったバイダル総領事、デミル領事が追悼された。

アルカン総領事は、1982年1月28日に殉職した場所で追悼された。

式典には、トルコの在ロサンゼルス、シナン・クズム総領事、アゼルバイジャンの在ロサンゼルス総領事、そして南カルフォルニアトルコ・アメリカ協会(ATASC)の会員をはじめとするトルコ国民が参加した。

故バイダル総領事と故デミル領事は、アルメニア・テロで犠牲となった最初の外務省殉職者であることを強調したクズム総領事は、アルメニア人テロリストが多くの外交官やその妻・子どもたちを卑劣な攻撃の標的にしたと述べた。

クズム総領事は、外務省の一員として、経験した悲しみを「極めて深く」感じていると述べた。

■アルメニア・テロ犠牲者のトルコ人外交官たち

アメリカのサンタ・バルーバラ市で1973年1月27日にトルコの在ロサンゼルス、メフメト・バイダル総領事とバハドゥル・デミル領事はアルメニア系アメリカ人のグルゲン・ムグルディチ・ヤヌクヤンによって犠牲となった。トルコ人外交官に向けられた最初のテロとなった。

ヤヌクヤンの攻撃は個人テロと言えるが、トルコ人外交官らに対する一連の暗殺事件と組織的アルメニア・テロを誘発した。

ケマル・アルカン総領事は1982年にテロ組織の攻撃で殉職した。

トルコ人外交官に向けられた攻撃のほとんどは、アルメニア秘密解放軍(ASALA)やアルメニア人大量殺りく報復部隊(JCAG)のようなアルメニア・テロ組織によるものだった。


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翻訳者:橋本響
記事ID:59603