■トランプ大統領、グリーンランド問題でデンマーク首相と「激しい」電話会談

【ワシントン：本紙】

ドナルド・トランプ米大統領は、デンマークのメッテ・フレデリクセン首相と、米国のグリーンランド支配が米国の国家安全保障に不可欠であるという大統領の主張をめぐり、「激しい」電話会談を行ったと報じられた。

ファイナンシャル・タイムズ紙によると、欧州の高官たちは、先週トランプ大統領とフレデリクセン首相が交わした45分間の電話会談が対立に発展したという。当時次期大統領だったトランプ氏は攻撃的で、NATOの同盟国に関税を課すと脅したと伝えられている。

国家安全保障会議のブライアン・ヒューズ報道官は、電話の口調についてはコメントしなかったが、トランプ大統領は中国とロシアの間の大きな競争の一環としてグリーンランドに注目していると述べた。

ヒューズ報道官は声明で次のように述べた。「トランプ大統領は、中国とロシアが北極圏全域で重要な投資を行っている中、グリーンランドの安全が米国にとって重要であることを明言している。大統領は北極圏における米国の利益を守るだけでなく、両国の相互繁栄を確保するためにグリーンランドと協力することを約束する」。

（後略）