内務省は実刑3年9か月の判決を受けたヴァン広域市のアブドゥッラー・ゼイダン市長を一時的に解任すると発表した。ゼイダン市長に代わってヴァン県のオザン・バルジュ県知事が市長代理として任命された。

内務省の声明によれば、ヴァン市のアブドゥッラー・ゼイダン市長はディヤルバクル第5重罪裁判所の2023/77号裁判の中で2025年2月11日付の公判で「武装テロ組織と認識しながらも故意に援助した」罪により実刑3年9か月の判決をだされたため、一時的措置として解任された。この措置は憲法第127条および第5393号地方自治体法第47条に基づき決定された。ゼイダン市長に代わって、第5393号地方自治体法第45条および第46条に従ってヴァン県のオザン・バルジュ県知事が市長代理として任命された。

■バルジュ知事、市に到着

内務省によってヴァン広域市当局の市長代理に任命されたオザン・バルジュ県知事は朝方、市庁舎に到着した。
バルジュ市長代理は組織長や関係者に迎え入れられ、執務室に移動して業務を開始し、警察チームが市庁舎周辺で警備を行った。
任を解かれたアブドゥッラー・ゼイダン氏の判決後、市庁舎前に集まった群衆のために立てたテントは職員たちによって撤去された。

■127人が拘束

早朝、警察チームはディヤルバクル第5重罪裁判所での2月11日の公判でヴァン市のアブドゥッラー・ゼイダン市長に実刑3年9か月の判決が出された後、市庁舎前に来て活動を行っていた政党員たちに解散するよう求めた。しかし同グループが抵抗し、警察チームは介入を行った。127人が拘束され、ヴァン市警察署に護送された。