DEM党一行、北イラクのバルザーニー大統領と会談
2025年02月17日付 Medyescope 紙

人民の平等と民主主義(DEM)党イムラル代表団は、北イラクのクルディスタン自治政府ネチルヴァン・バルザーニー大統領と会談した。DEM党と民主地域党の政治家たちが同伴した。
DEM党イムラル代表団のメンバーであるペルヴィン・ブルダン議員、スッル・スレイヤ・オンデル議員、民主地域党ケスキン・バユンドゥル共同代表、外交関係委員会ベルダン・オズテュルク委員、ギュルジャン・カチマズ・サイイィト国会議員、メフメト・カマチ国会議員、クルディスタン労働者党(PKK)の指導者アブドゥラー・オジャランの弁護士達で構成される代表団は、イラクのクルド人自治政府と接触を続けている。
◾️会談は1時間半に及んだ
クルディスタン民主党マスード・バルザーニー党首と昨日(2月16日)会談した代表団は、今日もイラクのクルド人自治政府ネチルヴァン・バルザーニー大統領と会談した。バルザーニ大統領の事務所で実現した会談は、約1時間半続いた。
会談でイムラル代表団は、PKKのリーダーであるオジャランと行われた面会に関して情報を開示する一方、[クルド問題解決]プロセスに関するバルザーニ大統領の見解、提案、考えを聞いた。会談に関する会見が行われた。
■このロードマップは、中東の混乱と危機を終わらせるだろう
ケスキン・バユンドゥル議員は、会談でクルド人の将来について話したと述べた。「クルド人のために解決と平和がどのように進展するか、このプロセスでクルドの各演者がどのような役割と責任がいかにあるべきかということについて話し合う機会を得た。クルド人と中東の人々は、クルド問題が民主主義的及び法的な方法に基づいてトルコや全ての国で解決するのを期待している。トルコにおけるクルド問題の民主的な解決は、北クルディスタン、南クルディスタン、4つに分割された[クルドの]地で中東にプラスの影響を与えるだろう。クルド問題は、地域的で民族的な問題になった。世界のあらゆる勢力と地域勢力はクルド問題の解決のために話している。最も大きな役割を果たすとみられているのがクルド人の各演者たちである。このため、オジャラン氏は、解決の進展のために大きなイニシアチブを取り、クルド問題を暴力と衝突の場から政治的で法律的な場に引き寄せ、クルド人の権利が認定されるような場に引き寄せるよう努めている。このロードマップは、中東での混乱と危機を終わらせるだろう。」
代表団は明日(2月18日)もスライマニヤへ移り、クルディスタン愛国者同盟のリーダーであるバーフィル・タラバーニーとクバート・タラバーニー両氏と会談する予定である。
◾️イムラル・プロセスに新展開
民族主義者行動党のデヴレト・バフチェリ党首の呼びかけと共に始まったイムラル・プロセスでは、オジャランとの初面会は2024年12月28日に行われた。イムラル代表団は、ここ最近では今年の1月22日にイムラル島を訪問しオジャランと二度目の面会を行った。
2回目の面会の前にクルディスタン民主党マスード・バルザーニー党首とシリア民主軍のマズルーム・アブディ司令官はアルビルで会談していた。両名は、シリアの最新の動向とクルド人の将来を議題とした。
[DEM党共同代表の]テュライ・ハーティムオウルラル氏によれば、2月末か3月初めにオジャランが重要な発表を行うと予想されている。
◾️訪問がなぜ重要なのか
北イラク訪問はイムラル・プロセスにとって極めて重要性を帯びている。
一行は政党関係者の訪問を終えた後に地域に移動する。
会談では解決プロセスに関する意見交換が行われた。このプロセスへの地域関係者の支援を探っている。三日間続くこの折衝は、プロセスの進展に重要な糸口を与えるだろう。
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翻訳者:新井慧
記事ID:59694