革命指導者がカタール首長および同行代表団と会談:近隣諸国との関係拡大はイランの明確な方針である
2025年02月19日付 Jam-e Jam 紙

イスラーム革命最高指導者は本日午後、カタール首長シェイク・タミーム・ビン・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニー氏および同行代表団との会談で、近隣諸国との関係拡大はイスラーム共和国の明確な方針であると強調し、以下のように述べた。「ペゼシュキヤーン政権が宣言した政策の1つも近隣諸国との関係拡大であり、神の恩恵によりこの分野において良い仕事が遂行され、進展も得られている。尊敬すべき外務大臣アラーグチー氏は、この領域で積極的かつ精力的に事に当たっている」
【ジャーメ・ジャム・オンライン】イスラーム革命指導者アーヤトッラー・ハーメネイー師は、「テヘランで達成された合意が両国に利益をもたらし、双方はこれまで以上に隣国としての義務を果たすことができるようになる」と期待を述べた。
アーヤトッラー・ハーメネイー師は会談で、地域問題に関するカタール首長の発言にも言及し、「韓国からカタールに移された、イランが求めている送金[訳注;2019年、アメリカの対イラン制裁により、イランから韓国への石油輸出に対する韓国の支払いが差し止められた。2023年9月にこの凍結はカタールの仲介を受けて条件付きで解除され、代金はカタールの首都ドーハの銀行に移された。しかし同年10月、ハマースのイスラエル攻撃へのイランの対応を理由に、アメリカ政府とカタール政府の合意により再度凍結された]など、不確かで未解決の問題は残されているものの、我々はカタールを友好的で兄弟のような国とみなしている。また、この分野で達した合意履行の根本的な障壁が、アメリカであることも承知している」と付け加えた。
同師は、「もし我々がカタールの立場であったなら、アメリカの圧力を気に留めず、相手の要求に応じるだろう。今でもカタールにそのような対応を期待している」と指摘した。
イスラーム革命指導者は「アメリカ大統領が誰であろうと違いはない」と強調した。
ペゼシュキヤーン大統領も出席した同会談で、カタール首長シェイク・タミーム・ビン・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニー氏は、イスラーム革命指導者と顔を合わせた喜びを表明し、世界の抑圧された人々とパレスチナの人々を支援するイスラーム共和国の立場を評価した。同氏は革命指導者に語りかけ、「閣下がパレスチナの人々の側に立ってくださったことは決して忘れられません」と述べた。
カタール首長は、当地域の特殊かつ困難な状況に言及し、この状況は地域諸国間の更なる協力を要するとみなした。
シェイク・タミーム・ビン・ハマド・ビン・ハリーファ・アール・サーニー首長はまた、両国間の海底トンネル建設を含むイラン・カタール間の合意にも触れ、「締結された合意に基づき、両国の合同委員会が近々動き出し、近い将来、経済的な交流の量も増えるだろう」と指摘した。
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翻訳者:KA
記事ID:59730