セイエド・モハンマド・ナギーブ氏覚え書き ソーシャルワーカーの日に際して/ソーシャルワーカー;社会的弱者の救世主

2025年01月13日付 Hamshahri 紙

 ソーシャルワーカーの日は、ソーシャルワーカーという職業の重要性と、社会的弱者や都市コミュニティの生活の質を向上させる上でのソーシャルワーカーの重要な役割について、人々の意識を向上させるための機会である。

【ハムシャフリー電子版】テヘラン市社会サービス・社会参加機構統括業務執行役員のセイエド・モハンマド・ナギーブ氏は、ある覚え書きに以下のように記した。

 ソーシャルワーカーは、責任あるスタッフとして家族や心の健康、社会的公正を守ることなど様々な分野で活動している。彼らは、社会で弱い立場にある個人や集団が生活上の課題や問題を克服し、社会資源や社会サービスにアクセスできるように支援している。人々や社会のニーズに対する深い理解を持つ彼らはまさしく、個人と社会の橋渡しという重要な役割を果たしている。

 この日は、都市生活にポジティブな変化をもたらす上でソーシャルワーカーがどのような重要な役割を果たしているのかということと、社会的課題に対する人々の捉え方の改善に彼らの活動がどのように役立つのかということを、人々に思い起こさせるものとなっている。

 一方で、ソーシャルワーカーの功労をたたえることは彼らにモチベーションを与え、社会が彼らの仕事に対して大きな重要性を認めていることを示す。この感謝は、彼らの職業に対する意欲や責任感を高めることに役立つものである。

 ソーシャルワーカーの日は、ソーシャルワーカー・他の職業の人々・団体間に連帯や協力を生み出す機会であり、こうした協力は、社会サービスの改善や、コミュニティにポジティブな変化を起こすのに役立つものである。

 ソーシャルワーカーの日は、愛と責任を持って他者に尽くす人々をたたえる機会であり、この分野で活動する人々に対する意識や感謝を確実に高めることで、個人やコミュニティの生活の質が改善するよう、より公正で支援を重視する社会の構築に寄与することができる。

テヘラン市社会サービス・社会参加機構は、社会的弱者の生活に前向きな変化をもたらすことにおいて、特別な役割を果たしている組織の一つである。薬物中毒者、路上で生活するホームレスの人々、困窮した物乞い、またワーキングチルドレンやストリートチルドレンの組織化は、全てテヘラン市社会サービス・社会参加機構のソーシャルワーカーの助力のもと行われている。現在の都市行政は、人間の尊厳や、社会的弱者の生活レベルの改善と向上に特別な注意を払っている。

 現在テヘラン市によって、薬物中毒者の組織化のため、7500人以上の収容能力を持つ施設が用意されているほか、ホームレスの組織化のため、2000人以上の定員を収容できる支援施設が用意されており、現在、支援が提供されている。ワーキングチルドレンやストリートチルドレンのためのプーヤーシャフル[ワーキングチルドレンやストリートチルドレンに教育と社会サービスを提供し、生活状況を改善することを目的として設立された支援センター]の学校40校もイランの子どもたちにサービスを提供していることを忘れてはならない。

 社会サービス・社会参加機構は、この分野で非常に効果的な措置を講じてきたことを誇りとしており、テヘラン市のマクロ経済政策の実施に沿って、いたわりの心を持つ献身的なソーシャルワーカーの助力により社会的弱者の組織化において実効性のある成果を上げてきている。

 当機構のソーシャルワーカーと、この分野で活動に従事されている他の方々やいたわりの心をも持つ方々全てにこの偉大なる日を言祝ぎ、親愛なる一人一人のために、健康と繁栄を慈悲深き恵みの主なる神に祈念申し上げる。


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翻訳者:NM
記事ID:59738