PKK首脳「オジャランの呼びかけには、映像が必要」

2025年02月25日付 Cumhuriyet 紙
テロ組織PKKのリーダーであるアブドゥッラー・オジャランが行う予定の呼びかけに対して、テロ組織の傘下にあるKCKから「映像」という条件が出された。

テロ組織PKKの傘下にあるKCKで共同代表であるベセ・ホザットは、テロ組織のリーダーであるアブドゥッラー・オジャランが行う呼びかけに関して条件を発表した。
テロ組織に近いあるテレビ局で話したベセ・ホザットは、ユルマズ・トゥンチ法務大臣がビデオメッセージが法律に則っていないと説明したことに対して、「それでは、文書によるメッセージは法律に則っているのか?リーダーのアポ(オジャラン)氏が隔離されている状況でどのように声明を出せるのか?もし声明を待っているのなら、先に隔離システムをなくすことだ。」と説明した。
ビデオではない声明は拒否すると述べたベセ・ホザットは、それらの信憑性がないと説明し、「誰もそのような幻想を描くべきではなく、真剣ではないアプローチはこちらも真剣に受け取らない。」と言った。

■「これ以上、どうはっきりと発言できるというのか?」

ホザットはこの問題に関して発言を次のように続けた。

「声明は絶対に映像である必要がある。私たち、この運動のメンバーたち、武装勢力、戦士、民衆、友人、そして全ての民主主義者、世論はリーダーのアポ(オジャラン)氏の呼びかけを彼自身の口から聞き、見ることができるべきだ。ただこの形式で、信憑性をもつ。これほど歴史的なプロセスにおいて、このように真剣ではないアプローチを受け入れることはできない。歴史的に重要な声明にこのような不真面目で、単純なアプローチは受け入れられない。効果もないし、見返りもない。これ以上、どうはっきりと発言できるというのか?これはありえない。もし、法務大臣の出したアプローチの方法が国や政府のアプローチの方法であるならば、それは不真面目である。これは、一つの遊びをしていることを表している。もし、皆のアプローチの仕方がこのようであり、そうしようとしているのなら、そこに真剣さはない。」と言った。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:遠藤光姫
記事ID:59743