パレスチナ:イスラエルによるラマダーンの妨害
2025年02月28日付 al-Quds al-Arabi 紙
■「聖なる月」ラマダーン…「アクサー・モスク」は検問所に取り囲まれ、礼拝者は妨害される
【エルサレム:本紙】
ヨルダン川西岸地区エルサレム県のメディア顧問であるマアルーフ・リファーイー氏は本紙のインタビューに対し、占領当局が「軍のプレゼンスを高め、都市の中心からパレスチナ人居住区を分離するために多くの検問所を展開」しており、「組織的民族浄化政策と集団的懲罰政策を具現化する光景のなかでパレスチナ人を凌辱する」ことに専念していると述べた。
これはアクサー・モスクのイスラーム寄進局が聖なるラマダーンを迎えるため、数多くの大規模な準備の最終仕上げを行っている時期に起こった。また同局は、占領政体イスラエルが占領下エルサレムで実施している諸措置によって、聖なる月がアクサーとエルサレムの月に替わることを妨げていることを認識している。
アクサー・モスクの長であるウマル・キスワーニー師によると、イスラーム寄進局はアクサー・モスク内部やモスクの広範な中庭、廊下にパレスチナ中(ヨルダン川西岸地区やエルサレム、1948年に占領された地域)の最大数の礼拝者を迎えるための準備をしていた。
アクサー・モスクの総面積はおよそ144,000平方メートルに達し、岩のドームやキブラー礼拝所、マルワーニー礼拝所、バーブ・ラフマ礼拝所のほか、200地点に及ぶその他の名所が含まれている。
アクサー・モスクは「モリヤ山」と呼ばれる小さな台地の上に位置しており、岩のドームは同地の最高地点かつ中心にある。
(後略)
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翻訳者:田中友萌
記事ID:59751