DEM党オンデル、PKKの武装放棄を歓迎
2025年03月02日付 Cumhuriyet 紙
トルコ人民の平等と民主主義(DEM)党のイムラル島訪問団メンバーであり、トルコ大国民議会副議長でもあるスール・シュレイヤ・オンデル議員(イスタンブル選出)は、テロ組織PKKが発出した「我々はオジャランの呼びかけに従う。本日をもって武装放棄を宣言する」との声明を待ち望んでいたと述べ、これを受け、今後、政府高官や政治家が一堂に会する一連の会議が開かれることになると述べた。
トルコ大国民議会副議長であるDEM党スール・シュレイヤ・オンデル議員(イスタンブル選出)は、テロ組織PKKによる「本日をもって武装放棄を宣言する。我々は(オジャランの)呼びかけ内容に完全に同意し従うことを表明する」との声明を次のように評価した。
同議員はこの発表を待ち望んでいたとし、「我々はついに、(クルド)問題のいちばんの難所を切り抜けた。来週には政府高官や政治家を集めた一連の会議が開かれ、さまざまなことがより明確に、より具体的になっていくだろう。今後3ヶ月のうちにすべてが整理されることを願う」と述べた。
オンデル議員は、「(PKKが拠点とする)カンディル山脈にアブドゥッラー・オジャランの動画が送られたのか?」との質問に対しては、「(動画は)イムラル島刑務所で撮影されたが、送られたかどうかはわからない」と答えた。
■「重要なのは明確な意志と決意」
オンデル議員は、「武装解除は実際にどのようになされるのか?」という質問に対し、「今は何も言えない。重要なのは明確な意志と決意だ。あとはいかようにも整えられる」と答えた。
また同議員は、今後のプロセスにおいて、国際、地域、トルコの政治がどのようにかたちづくられていくのかという問いには、「トルコとして真摯かつ真剣に自らの課題をあるべきかたち、そしてあるべき道筋に位置づければ、世界と地域を変えられる力のなかで民主的な動きが連鎖するはずだ」との表現を用いた。
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翻訳者:原田星来
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