バフチェリがデミルタシュに電話した状況判明

2025年03月03日付 Medyescope 紙

民族主義者行動党のデブレット・バフチェリ党首が、憲法裁判所と欧州人権裁判所の決定にもかかわらず、9年間収監されている人民の民主主義党のセラハッティン・デミルタシュ前共同代表と電話で話した詳細が明らかになった。

クルディスタン労働者党(PKK)のリーダーであるアブドゥラー・オジャラン氏が歴史的な呼びかけを行い、組織の武装解除が必要であると訴えた。全ての責任を取ると強調したオジャラン氏は、「存在を強制的に終わらせられなかったあらゆる同時代の組織・政党が今後自ら進んで行うように、政府と社会と一体化するために会議を招集し、決定を下しなさい。全ての集団が武装解除し、PKKは解散すべきである。」と述べた。

民族主義者行動党デブレット・バフチェリ党首は、エディルネ刑務所に収監されている人民の民主主義党セラハッティン・デミルタシュ前共同代表に電話をかけた。

■妻バシャク・デミルタシュが手術

本紙記者が入手した情報によると、デミルタシュ前共同代表の妻バシャク・デミルタシュさんは、健康上の問題のためにイスタンブルのとある病院で手術を決意した。エディルネ高等刑務所に収監されているデミルタシュ前共同代表は、妻が受ける予定の手術に立ち会うために法務省に申請した。

■エディルネから移送

デミルタシュ前共同代表は、申請が法務省によって承認されたことによって、3月1日金曜日に通常の警備で秘密裏にエディルネからイスタンブルに移送された。

■バフチェリ党首は電話をかけた

デミルタシュ前共同代表は、イスタンブルで妻バシャク・デミルダシュが手術を受ける病院に移送される中、民族主義者行動党デブレット・バフチェリ党首が法務省を通してデミルタシュ前共同代表がイスタンブルで妻の側にいることを知った。

バフチェリ党首もこの時にデミルタシュ前共同代表の側にいる人民の平等と民主主義党(DEM党)の関係者に電話をかけた。このようにしてバフチェリ党首は、デミルタシュ前共同代表と電話で話した。

■感謝した

バフチェリ党首は、まずバシャク・デミルダシュさんについてお大事にと告げ、その後、プロセス開始に貢献し最終的に会見を行ったが故にデミルタシュ前共同代表に感謝した。

デミルタシュ前共同代表は、妻バシャク・デミルダシュさんの手術後、エディルネへ戻る一方で、この電話のやりとりに関して本日、法務省から発表されるだろうとされた。デミルタシュ前共同代表は、バフチェリ党首に、プロセスが進んでいることをとてもうれしく感じ、このプロセスへの支持を続ける、と述べたという。


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翻訳者:新井慧
記事ID:59763