モーリタニア:ラマダーンの到来による日常生活の変化、大統領は広範な社会的プログラムを始める
2025年03月02日付 al-Quds al-Arabi 紙
■モーリタニアのラマダーン:神聖な雰囲気、習慣や優先順位の変化 ガズワーニー大統領は金銭を配り、簡便な食糧供給フェアを開催
【ヌアクショット:本紙】
ラマダーン月が寛大な訪問者としてモーリタニアに到来し、モーリタニア人の日常生活の送り方に根本的な変化をもたらしている。というのも、この高貴な月の規範に沿うように社会的習慣が変わり、優先順位が切り替わるからだ。
日中、首都ヌアクショットは静寂に包まれる。街での動きが少なくなり、多くの商店やレストランはイフタールの時間まで閉まっている。一方で、夕方の生活は活発になり、市場は混み、家族間の訪問が増える。
ガズワーニー大統領はラマダーン月に対する公的な対応方法を変えた。モスクへの食糧配給に留まらず、大統領は、「ラマダーン月に特化した広範な社会的プログラムを始めることを選んだ」と述べ、「ふだんの、そして特に聖なるラマダーン月の間の住民の生活環境を改善するために一層努力を傾注する」よう呼びかけた。
また大統領は、「政府は70億旧ウギア近くを、低所得世帯やモスク、マハドラ(クルアーン学校)、そして慢性疾患を持った人々に現金給付や現物支給として配布するよう指示した」と述べた。
大統領は、「この取り組みを通して、ラマダーン月に多く使用される基本的な物資や食糧全般が、市場に持続的に供給されることが保証できる」と強調した。加えて、「これがラマダーン月の間、投機を防ぐために、固定された価格で国民の手に届くように、継続的に行われることを望んでいる」と述べた。
(後略)
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翻訳者:庄司陽
記事ID:59764