エジプト:ガザ再建計画、ハマスの周辺化と国際管理構想

2025年03月04日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️イスラエルの戦争再開の脅威の中、パレスチナのためのアラブ首脳会議が本日カイロで開催
【ガザ/西岸地区/ナザレ/カイロ:本紙】

イスラエルがガザ地区に対して行った大量虐殺戦争を再開するとの脅威が高まる中、アラブ諸国の首脳や指導者らは火曜日、カイロでパレスチナのための緊急首脳会議を開催する。

また、この首脳会議は、占領当局がガザ地区に対して全面的な封鎖を課しているのと同時に行われる。これは国際法に明らかに違反しており、アメリカの支援を受けて実施されているものだ。この封鎖は、戦争において飢餓を武器として利用したと見なされ、国際的および地域的に広範な非難を受けた。さらに、ヨルダン川西岸地区北部への侵略、同地区と占領下のエルサレムへの入植活動の拡大も継続している。

アラブ首脳会議では、ドナルド・トランプ米大統領が提案したガザ地区からのパレスチナ人追放案に対抗するための統一したアラブの立場を表明すること、また、エジプトのガザ地区復興計画について協議する。

ロイター通信が入手した草案によると、エジプトが作成したガザ計画は、ドナルド・トランプ大統領の「中東のリビエラ」構想に対抗することを目的としており、「ハマース」の影響力を「周辺化」させることを狙っている。その代わりに、アラブ・イスラム・西側諸国が管理する暫定機関が設置される予定だ。また、この計画にはパレスチナ自治政府の中央政府の役割についての詳細も含まれていない。

(後略)


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翻訳者:新階 望乃
記事ID:59765