イエメン:フースィー派がイスラエルによるガザへの支援物資の搬入停止を非難
2025年03月03日付 al-Quds al-Arabi 紙
■フースィー派、イスラエルによるガザへの支援導入の停止を停戦合意への「明らかな違反」とみなす
【サナア:本紙】
イエメンのフースィー派(フーシ派)は月曜日夕方、イスラエルによるガザ地区への支援物資搬入の停止を停戦合意への明らかな違反とみなした。
同派は外務省(国際的には認められていない)による声明で、「我々は、敵イスラエルがガザへの支援搬入を停止し、同地区への通行所を閉鎖したことを、もっとも強い言葉で非難する」と述べ、この措置は停戦合意および国際人道法に対する明らかな違反だとする見解を示した。
加えて、「さん奪者であるこの政体は、停戦合意への度重なる違反や人道議定書の不遵守では飽き足らず、人道支援の搬入を停止した。これはイスラエルが合意や条約を尊重せず、無視していることを改めて確認するものだ」と述べた。
声明はさらに、「イスラエルが停戦合意を破棄し、ガザの忍耐強いパレスチナ人らへの侵略を再開する」可能性について警告し、そうなれば「イエメンはガザのパレスチナ抵抗への支援作戦を再開することになる」と強調した。
またフースィー派の声明は、火曜日にカイロで開催されるアラブ緊急サミットに対し「パレスチナ人の正当な権利を擁護し、パレスチナ人の抑圧に寄り添う、アラブの強い立場を打ち出す」よう呼び掛けた。
同時に声明は、国連安全保障理事会を筆頭とする国際社会に対し、「イスラエルに停戦合意を履行し、その第2段階へ移行し、人道支援の搬入を無条件で許可することを命じる」よう求めた。
(後略)
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翻訳者:鈴木美織
記事ID:59766