■エジプトのマトルーフ沖で不法移民船が沈没、42人の乗員を救助

【カイロ：本紙】

エジプト海軍が、同国北西部のマトルーフ県沖から160海里離れた地点で沈没した不法移民船の救助活動に参加した。この船には様々な国籍の42人が乗っていた。

エジプト軍の軍事報道官は、海軍が「エジプト沿岸の安全確保と防衛、そして国家のあらゆる戦略的方針における捜索救助活動への支援を継続する取り組みの一環」として同船の救助に参加したと述べた。

同報道官は、エジプト国防省の捜索救助センターが、地中海の範囲内で不法移民の船が沈没したとの通報を受けたことを明らかにした。

さらに同報道官は次のように続けた。「エジプト軍総司令部はただちに海軍に対し、捜索救助作業を実施するための海軍部隊を派遣するよう命令した。その後、地中海を航行中の商船1隻が、沈没した船に乗っていた人々を救助することに成功し、海軍部隊が事故現場に到着するとすぐに彼らを部隊へと引き渡した」。

同報道官は、海軍が救助された移民らに対してあらゆる医療および行政上の保護を提供し、法的手続きを取るために彼らを管轄当局に引き渡したことを明らかにした。