イエメン:イスラエルに対抗するため海上作戦の再開を警告

2025年03月09日付 al-Quds al-Arabi 紙

◾️フーシー派:我々の部隊はイスラエルに対する海上作戦を再開する準備ができている
【サナア:諸通信社】

イエメンのフーシー派は土曜日の夜、「イスラエルの継続的な暴政と大量虐殺への回帰を図る試み」への対応として、イスラエルに対する海上作戦の再開に向けて部隊の準備が整っていると発表した。

これはフーシー派政府(国際的に未承認)の閣議が発表した声明によるもので、同派の「サバ通信」が報じた。

閣議は、「イエメン武装勢力(フーシー派)は、イスラエルの継続的な暴政と大量虐殺への回帰を図る犯罪的な試みに直面し、宗教的かつ倫理的義務としてシオニストの敵に対する海上作戦を再開する準備が完全に整っている」と強調した。

そして、同派の指導者アブドゥルマリク・フーシー氏の「敵であるイスラエルが義務の履行を引き延ばす中で、ガザへの支援物資搬入のため仲介者に4日間の猶予を与えた」とする発表を称賛した。

また閣議は、「ガザの住民に対する封鎖を解除せず、彼らへの支援物資の提供を行わないことから生じる海上作戦の再開とそれに伴うその他すべての影響について、シオニストの敵に全責任がある」と断定した。

フーシー派の指導者は金曜日、イスラエルに対し、ガザ地区への人道支援物資の搬入を許可するために4日間の猶予を与え、この要求に応じない場合は、イスラエルに対する海上攻撃の再開を示唆した。

3月初め、42日間続いたガザでの停戦合意の第1段階が終了したが、イスラエルは戦争終結を含む第2段階への移行を回避した。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、アメリカの承認を得て、2025年1月19日に発効した合意の第1段階を延長し、過去の期間中に合意で課せられた軍事的および人道的な義務を履行することなく、見返りなしでできるだけ多くのイスラエル人捕虜を釈放することを望んでいる。

停戦合意の第1段階の終了に伴い、イスラエルは人道支援物資の搬入を阻止するために、再びガザに通じるすべての検問所を閉鎖した。この措置は、ハマースに圧力をかけて自らのの要求を受け入れさせるために、飢餓を手段として利用することを目的としている。またイスラエルは、集団虐殺の再開に至る他のエスカレーション措置も取ると脅迫している。

(後略)


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翻訳者:新階 望乃
記事ID:59795