ガザ:イスラエルが電力供給を即時停止すると発表、ハマースは反論
2025年03月10日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️イスラエルは戦争開始以来すでに遮断しているにもかかわらず、ガザへの電力供給を停止すると発表
【エルサレム:アナトリア通信】
イスラエルは日曜日、ガザ地区への電力供給を「即時」に停止することを決定したと発表した。しかし同地区への電力供給は、実際には2023年10月の戦争開始以来すでに停止されている。
イスラエルの公共放送局は、エネルギー・インフラ大臣のエリ・コーヘン氏がガザ地区への電力供給を停止することを決定したと報じた。
同放送局は、コーヘン氏がガザ地区への電力供給を「即時」停止する決定を下したと報じており、これにより同地区の電力が完全に遮断されることになる。
これに対しハマースは日曜日、イスラエルは2023年10月の戦争開始以来、ガザ地区の電力をすでに遮断していると述べた。
ハマースのスポークマンであるハーズィム・カースィム氏は、「実際のところ、イスラエル占領当局はガザ地区に対する戦争初日から同地区への電力を遮断している」と語った。
同氏はさらに、「今回の行動は、占領当局があらゆる国際法や国際慣習を公然と無視し、飢餓政策を用いてガザに対する虐殺戦争を完遂しようとしていることを示している」と付け加えた。
カースィム氏は「ガザ地区の封鎖と住民の飢餓を拒否するアラブ首脳会議の決定の実施」を呼びかけた。
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翻訳者:新階 望乃
記事ID:59799