シリア新政権、PKKのシリア分派SDGと協定

2025年03月11日付 Cumhuriyet 紙

シリアを実効支配しているジハード主義テロ組織HTSは、テロ組織PKKのシリア分派であるSDGと「軍への統合」協定が締結されたと発表した。協定の詳細も項目ごとに公表された。

シリアを実効支配しているジハード主義テロ組織HTSの発表によると、テロ組織PKKのシリア分派であるSDGと「軍への統合」協定が締結されたという。

シリア国営通信SANAは、PKKのシリア分派であるシリア民主軍SDGは、「シャーヒン・ジロ」や「マズルーム・コバニ」といったコードネームで知られるフェルハト・アブディ・シャーヒン氏がHTSのジャウラーニー暫定大統領と取り決めに署名した際の様子を公表した。

アナトリア通信はこの協定の詳細を報じている。

合意内容には、「シリア全土での停戦の確立」「北東シリアの、国境検問所、空港、石油・ガス施設を含むすべての民間および軍事機構のシリア政府への統合」といった表現が含まれている。

協定の主な内容は以下のとおりである。

「分裂を助長する呼びかけやヘイトスピーチ、シリア社会のあらゆる構成要素の間に不和を拡大しようとする試みを拒否すること。

実行委員会が年内に合意を履行することを目標に活動すること。

シリアの人々の政治プロセス及び国家機関への参加と代表権を、宗教や民族的背景に関わらず、能力主義にもとづいて保証すること。

クルド社会はシリア国家の不可欠な要素であり、シリア国家は彼らの市民権およびすべての憲法上の権利を保証すること。」

また、SDGとHTSの間で締結された協定には、「国を前政権の影響から切り離すための取組みを支援する」という項目も含まれている。


この記事の原文はこちら

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:金子萌
記事ID:59812