CHPの大統領候補の候補者イマムオールに「卒業疑念」

2025年03月16日付 Cumhuriyet 紙

CHPの事前選挙プロセスにおける大統領候補者候補で、イスタンブル広域市市長のエクレム・イマムオール氏に関して始まった「違法な卒業」論争が続いている。

イスタンブル大学の経営学部長カミル・アフメト・キョセ教授は2020年にイマムオール氏の卒業に関して「適切である」とレポートを出したが、最近圧力を受けて辞職を決め、イマムオール市長は大学当局とイスタンブル大学のオスマン・ビュレント・ズルフィカル学長に反発した。
イマムオール市長側は最近、2024年10月27日にイマムオール氏の学部編入においては全く問題がない旨のズルフィカル学長のレポートを発表した。しかし政権に近いいくつかの報道関係者は、大学当局は遅くとも月曜日までに卒業を取り消すと主張している。
ズルフィカル学長とエルドアン大統領が親しい関係であることが注目されている。2023年7月、エルドアン大統領の署名によってズルフィカル氏はイスタンブル大学学長に任命され、それ以前はエルドアン大統領のイスタンブル広域市市長時代に市当局の保健サービス局長を務めていた。ズルフィカル氏は2004年から2008年の間、内閣の割当てにより高等教育機構(YÖK)のメンバーに選ばれていた。

■「金銭面の弱み」

学長に任命された後、過去にはズルフィカル学長について「血液疾患の治療に際して不必要に高額な造血剤を処方し、薬局と製薬会社と協力して公衆を害した。また金銭面での弱みがある。」との調査レポートが報道されていた。ズルフィカル学長は2023年末に家族と休暇を過ごすためコンヤを訪れたが、ホテルの部屋が見つけられず大学のWebサイトから抗議のメッセージを投稿した。
ズルフィカル学長は築160年の歴史を持つエミルガン・ミルギュン邸の数千ドル相当の備えつけの絨毯を執務室に敷かせていた。また毒を盛られる恐れをおぼえ、大学で食べる食事を民間の料理人に調理させているとも報じられた。


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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:59837