イスラエル:ガザ停戦崩壊、フーシー派は報復措置
2025年03月18日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️イスラエルはガザでの戦争再開を受け、イエメンとガザからのミサイルに備える
【エルサレム:アナトリア通信】
イスラエルは、停戦の崩壊とパレスチナ自治区ガザでの殲滅戦争の再開を受けて、ガザとイエメンからのミサイル攻撃再開の可能性に備えている。
イスラエル国営放送局は、「イスラエルは戦闘再開と停戦崩壊を受けて、イエメンとガザ地区からのミサイル発射に備えている」と報じた。
同放送局は、準備の内容についてこれ以上の詳細を明らかにしなかったが、準備には通常、ミサイル防衛システムの配備が含まれる。
また、イスラエル中部のヘルツリーヤ、リション・レジオン、ペタク・チクヴァ、レホボトの各都市に避難所が開設されたことにも言及した。
イスラエルによる大量虐殺に対抗するため、「ガザへの連帯」として、フーシー派は2023年11月以降、紅海や射程圏内の他の場所で、イスラエルが所有または関係する貨物船をミサイルや無人機で攻撃し始めた。
また、フーシー派は時折イスラエルに対してミサイルや無人機による攻撃を行っており、その一部はテルアビブを標的としていたが、ガザでの停戦発効に伴い、これを停止した。
イスラエルが合意に違反し、3月初めのラマダン月の開始に合わせてガザ地区への人道支援物資の搬入を阻止するために再び検問所を閉鎖したことを受けて、フーシー派はガザの封鎖を解除させるためにイスラエルに圧力をかけ、同国の船舶に対する作戦を再開すると発表した。
そして火曜未明、イスラエルはガザ地区への侵略を再開し、これにより捕虜交換と停戦の合意を終了した。
(後略)
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翻訳者:新階 望乃
記事ID:59844