イスタンブル市長イマムオール逮捕にCHP、猛烈抗議

2025年03月19日付 Cumhuriyet 紙

イスタンブル広域市のエクレム・イマムオール市長の逮捕に関して、イスタンブルを訪れたCHPのオズギュル・オゼル党首は、数人の幹部にアンカラ本部に残るように求めた。アンカラ県組織は、昼頃本部に集まることを明らかにしながら、党幹部らは「一方では国会で、一方は党本部で、またある方ではイスタンブルで対応します。この事件はイマムオール市長とイスタンブルを超越した問題です。もはやトルコ全土の民主主義の問題です。そのため、この象徴の一つがイスタンブルであるにしても、首都も守るために我々はここにいます。」と話した。

CHPのオズギュル・オゼル党首は、エクレム・イマムオール市長への拘束決定の後、党幹部を緊急動員した。拘束決定後、党本部からイスタンブルへ向かったオゼル党首は、党の中央執行委員会(MYK)メンバーはアンカラに留まるように指示した。

アンカラに留まったMYKメンバーは直ちに国会グループと党組織との接触を図った。イマムオール市長の拘束は今やトルコの問題だと述べた党幹部らは、このために、イスタンブルだけではなくアンカラでも抵抗を示し、国会でデモを起こすことを明らかにした。また、党のアンカラ県組織が14時にCHP本部の前で集まることが発表された。

■CHPは3月23日に再び投票に臨む

首都でCHP内での動きに関して、CHPのガムゼ・タシュジュエル副党首は「今日から、トルコは誰も安全でないことが分かります。もはや生命の安全も財産の安全も保障されているとは言えません。今や政府のこの振舞いは、憲法が無効化され、市民によるクーデターが起こされたことを示しています。この瞬間から、あらゆる政治的闘争の責任を引き受けます。今回の措置は、CHP、反対派の人々、芸術家、思想家、そして実業家に対する『敵刑法』です。政府のこの弾圧と脅迫の政策に対して、すべての人々がこの闘争に集結するように呼びかけます。

一方では国会で、一方は党本部で、またある方ではイスタンブルで対応します。この事件はイマムオールとイスタンブルを超越した問題です。もはやトルコ全土の民主主義の問題です。そのため、この象徴の一つがイスタンブルであるにしても、首都も守るために我々はここにいます。」と述べた。

日曜日に行われる予定の予備選挙が中止されないことを強調したタシュジュエル氏は、「全ての党員と全ての有権者に、その日に現地に来るように呼び掛けます。これは、ある意味でトルコ共和国の存続をかけた戦いです。今日という日は、共和国と民主主義を守る日です。だからこそ、すべての人々に投票所へ足を運ぶことを期待しています。」と語った。

■CHPから県組織への指示は

CHP幹部は、14時に全組織にそれぞれの県で逮捕に対する説明を行わせるよう指示を通達した。


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翻訳者:橋本響
記事ID:59847