イスタンブル検察庁、イスタンブル市強制捜査、市長を含む108名を拘束
2025年03月19日付 Hurriyet 紙
イスタンブル共和国検察当局は、イスタンブル広域市のエクレム・イマムオール市長が拘束されたことに関わる2つの捜査について情報の詳細を共有した。イマムオール市長を含む容疑者について、「犯罪組織、犯罪行為、贈収賄、詐欺、入札談合」「クルディスタン労働者党(PKK)/クルディスタン民主連合(KCK)といったテロ組織を支援した罪」などの罪状によって拘束されたと伝えられた。検察当局の発表では、「(イスタンブル市の)メディア担当会社(MEDYA A.Ş)、文化担当会社(KÜLTÜR A.Ş)、建設担当会社(KİPTAŞ)、アスファルト担当会社(İSFALT)からの入札を受けた組織メンバーたちが、イスタンブル広域市が支払った最初の前金を、組織指導者であるイマムオール市長に関わる建設へ流し、または市長自身が所有する会社に資金を移管したことが明らかになった。」と述べられた。
イスタンブル広域市のエクレム・イマムオール市長と99人の容疑者は、「犯罪組織指導者であること」「犯罪組織のメンバーであること」「犯罪行為」「贈収賄」「重大な詐欺行為」「個人情報の不法取得」「入札談合」の罪状で拘束されたという。
イマムオール市長に加えシシュリ区のシャハン区長も含む七人の容疑者については、「PKK/KCKテロ組織を支援した罪」で拘束されたことも明らかにされた。
イスタンブル共和国検察当局による書面での公表では、共和人民党の「お金の勘定」の映像に関わる捜査で供述を行った証言者たちが「イマムオール市長と大勢の人物たちにお金を渡さなければならなかったこと、一部の会社経営者たちと共に行動し不当な利益を得たこと、手先の人物を通じて売買して得た資金をロンダリングし、回収に際しては「秘密金庫」と呼ばれる民間人を使った」と説明したことに関する報告書が入手された後に、捜査が開始されたと伝えられた。
(下略)
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翻訳者:伊藤颯汰
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