ガザ:イスラエルの攻撃で民間人犠牲者増加、国連職員も死亡
2025年03月20日付 al-Quds al-Arabi 紙
◾️ガザで数十人の殉教者…イスラエルが警告:これからがもっと厳しくなる
【ガザ:本紙/諸通信社】
イスラエルは昨日水曜日、ガザ地区で民間人への爆撃と空爆を続け、約60人が命を落とした。その中には国連の救援職員も含まれていた。
殉教者の中には子どもや女性も含まれており、火曜未明に占領軍が犯した虐殺の犠牲者に加えられた。
ガザの保健省は、これまでに436人の殉教者が病院に運ばれたと集計した。
イスラエルの虐殺を受けて、パレスチナの要請によりエジプトの首都カイロで開催されたアラブ連盟の代表者級による緊急アラブ会合は、米国に対して、イスラエルにガザ地区での停戦合意違反をやめるよう圧力をかけるよう求めた。
会合は最終決議を採択し、その中で「停戦合意の違反をやめ、エジプト、カタール、アメリカの仲介によって成立した合意のすべての段階を実行し、第二段階と第三段階の即時履行に戻る」よう圧力をかけることを促した。
また、「(イスラエルの)ガザ地区の全地域からの撤退と封鎖の解除を、妨害なしに、十分かつ即時に人道支援、救援物資、医療支援への安全なアクセスを無条件に保証する形で行い、それらの支援をガザ地区全域に配布するとともに、住民が地域や家に戻ることを容易にする」よう求めた。
しかし米国務省は昨日、あらゆる状況下でイスラエルを支持し、「紛争の停止に向けて取り組みを継続する」と改めて強調した。
アルジャジーラの報道によると、同省は「今日のガザにおける状況をもたらしたのは、10月7日の攻撃だ」と述べた。
そして、同省は「ハマースには第二段階への橋渡しとなる提案があったが、それを拒否した」と指摘した。また、ドナルド・トランプ米大統領は「中東における1日や1週間の平和ではなく、恒久的な解決を望んでいる」と述べた。
(後略)
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翻訳者:新階 望乃
記事ID:59855