ボルのカルタルカヤホテルの火災で逮捕者、さらに増える
2025年03月27日付 Cumhuriyet 紙
ボルのカルタルカヤでの火災惨事捜査で、グランド・カルタル・ホテル、オーナーのハリト・エルギュルの妻、そして二人の娘を含む9人が逮捕された。
ボル、カルタルカヤで、78人が亡くなった火災捜査に関して、新たな進展が見られた。
■9人の逮捕決定
ボル県共和国主席検事局によって、1月21日グランド・カルタル・ホテルで発生した火災に関して進められていた捜査の一環として、専門家報告書の完了後、9人に関する逮捕が決定された。
グランド・カルタル・ホテルのオーナー、ハリト・エルギュルの妻であるエミネ・ムルテザオール・エルギュルとその娘らエリフ・アラスとジェイダ・ハジュベキルオールを含む9人が逮捕された。
エルギュルの妻と2人の娘、ホテルの建築家ムスタファ・セルマン・チェレン、土木技師イスマイル・ハルク・インジェレル、労働衛生および安全専門家のクブラ・デミルとエジェ・カヤジャン、電気技術者ムハレム・シェン、ボル県特別行政機関の許可・監督局の元局長でセベン郡特別行政機関局長のメフメト・オゼルは、軍警察の手続きの後、裁判所へ送致された。
捜査の一環として、昨日逮捕された県特別行政機関の許可・監督部局長イェリズ・エルドアンを含む10人の容疑者に対する検察での取り調べが続いている。
■火災時に彼らもホテルにいた
取締役会会長としてエルギュルは、その妻と娘たちに2027年まで会社経営において発言権を持たせていた。
アラスとハジュベキルオールはホテル経営において発言権があり、冬はグランド・カルタル・ホテルで、夏はガゼルレで滞在しているとされていた。
火事の際にも二人の娘もそれぞれの家族と一緒にホテルのスイートルームにいたこと、そして彼女たちが滞在していた部屋では燃えにくい布地が使われていたと主張された。
■その投稿は反発を呼んでいた
ジェイダ・ハジュベキルオールは、火災ののち、ソシャール・メディア・アカウントで配慮を示す投稿をしたが、寄せられた反発を受けてアカウントを閉鎖していた。
■何が起きていたのか?
ボル・カルタルカヤ・スキー・センターにあるグランド・カルタル・ホテルで1月21日に火災が発生し、78人が亡くなった。
ボル県共和国主席検事局によると、火災に関する捜査の一環で、31人の容疑者が拘束され、ホテルのオーナーであるハリト・エルギュル、総支配人のエミル・アラス、消防を担当するボル市の副市長セダト・ギュレネル、県特別行政の事務総長スルル・キョステレリ、消防部長代理ケナン・ジョシュクンを含む22人の容疑者が逮捕され、うち8人は司法監督の条件下で、合計9人が釈放されていた。
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翻訳者:田端咲希
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