エジプト:ガルビーヤ県の文化センターでいじめから子どもを守るための啓発セミナーが開催される
2025年04月07日付 Al-Ahram 紙
■ガルビーヤ県の文化センターでいじめから子どもを守るための啓発セミナーが開催される
【カイロ:本紙】
ハーリド・ルバーン少将が局長を務める文化宮殿総局は、文化省による各県での啓発活動の一環として、ガルビーヤ県でさまざまなイベントや活動を開催した。
これらのイベントは、同局の副局長で作家のムハンマド・ナースィフ氏の監修のもと実施され、そのうち「子どもをいじめから守る」セミナーでは、サンタ文化センターの公共文化部局責任者であるアミーラ・シャルカーウィー氏が噂や脅し、言葉によるものや身体的なもの、さらに社会的、インターネット上にも及ぶ様々ないじめについてブリーフィングを提供した。
シャルカーウィー氏は、親が子どもの訴えを聴き、彼らに精神的なサポートを与えることの重要性について明らかにし、振る舞い方の変化や学業成績の低下、友人との外出を避けるなど、子どもがいじめに遭っていることを示すいくつかの兆候についても言及した。
さらに不法移民による影響についての啓発セミナーでは、アーミリーヤ文化図書館の館長であるアブドゥルムンイム・ハリーリー氏が、この現象がもたらす青少年や社会にとっての危険性について話し、若者が金銭的な利益を求めて職人仕事を離れ海外への移住を選ぶことで、経済にネガティブな影響を与えると述べた。
さらに同氏は、若者らは不法移民を行ったのちに、移住先の国で低賃金労働を強いられるため、これが彼らの順応の困難や精神的な圧力につながると付言した。
ワーイル・シャーヒーン氏が主導するガルビーヤ県の文化支部では、子ども向けのお話し会や、アブー・アリー図書館での芸術ワークショップなど、さまざまな活動も実施された。
そしてサマヌード図書館では、春の祝祭が続き、加えて市場独占を問題にした公開討論会がシャーズリー将軍文化館により開催された。また、これは西・中央デルタ地方文化地域プログラムの一環として、アフマド・ダルウィーシュ氏の主導のもと行われた。
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翻訳者:伊藤琴雪
記事ID:59936