イスラエル政府、トルコに関する発表

2025年04月10日付 Cumhuriyet 紙
イスラエル政府は、アゼルバイジャンで開催された会議にて、イスラエル・トルコ両代表団が地域的安定性を確保するため対話の道を継続するという点で合意に達したと発表した。

最近シリア・パレスチナで発生した事態の推移に端を発するイスラエル・トルコ両国の緊張が、アゼルバイジャンで両国代表団が実施した実務者レベルでの接触後に緩和するものと期待されている。

政府関係者によると、この接触はシリアで起こりうる衝突を阻止するために「平和維持メカニズム」を構築することを目標に調整された。

アゼルバイジャンが開催国となったことで実現した会談の最初の合図は、四月九日にアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領によって発されていた。

以前行われた会合でも仲介を名乗り出たというアリエフ大統領は、再び二国間の仲介役を引き受けるために必要な努力を示すことになると強調していた。

◾️アリエフ大統領に謝恩

他方で、イスラエル政府は昨日、「シリアにおける衝突回避メカニズム」を構築するため、アゼルバイジャンで実現した実務レベルのトルコ・イスラエル間の会合に関する声明を発表した。

「声明では、『ネタニヤフ首相の指示にしたがい、イスラエル国家安全保障評議会のツァヒ・ハネグビ議長を団長とする一行は、国防省、治安部門の幹部達も参加して、昨日トルコ代表団との会合に臨んだ。イスラエルは、重要な会合のホストとなるアゼルバイジャンとアゼルバイジャンのイルハム・アリエフ大統領に感謝する。会合では、両国は地域の関心事項に言及した。地域的安定性確保のための対話の道が継続されることで合意に達した。』と説明した。」

◾️国防省からの声明

ハカン・フィダン外相は、昨日参加した行事の中で、地域のあらゆる衝突を阻止するためトルコ・イスラエル間で衝突回避メカニズムを構築するために二国間の実務レベルで会合があったと説明した。

国防省の報道・渉外アドバイザーであるゼキ・アクテュルク准将・同省報道官は、同省で開催された週毎の記者会見において本議題に関する情報を明かした。

アクテュルク国防省報道官は、イスラエルの最終公式声明と[エルサレムの]聖域での扇動者たちの行動が地域の緊張をより高めていることに焦点を当てた。

国防省の関係者は、四月十日にトルコ・イスラエルは「衝突回避メカニズム」を構築することになると発表した。

また関係者は、トルコ・イスラエル間の「シリアにおける平和の維持」のために会合を行なっているかどうかとの質問に関して、以下のように述べた。

「シリアで望まれない出来事が発生しないよう、衝突回避メカニズムを構築する件でアゼルバイジャンで実務レベルの会合はすでに行われた。衝突回避メカニズムが構築されるために協議が継続されるだろう。」


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翻訳者:佐田優美香
記事ID:59948