DEM党代表ブルダン「次は法相と」―クルド問題解決プロセス、新局面へ

2025年04月12日付 Cumhuriyet 紙

DEM党員でイムラル島訪問団のメンバーであるペルヴィン・ブルダン議員は大統領官邸でのAKPのエルドアン大統領との会談を評価した。ブルダン議員は「新たな段階に移行した」と述べ、法的措置をとる必要があるため、来週ユルマズ・トゥンチ法相と会談すると述べた。

イムラル島訪問団のメンバーでDEM党ヴァン県選出のペルヴィン・ブルダン国会議員は、今月10日に大統領官邸でAKPのエルドアン大統領と会談し、会談の内容とプロセスの続行に関して発表した。
メディア・ハベル社に語ったブルダン議員は「新たな段階」に移行したと述べ、法的措置の必要があるため、来週ユルマズ・トゥンチ法相と会談すると述べた。

■会談では何が話題になった?

ブルダン議員の発表の要約は以下の通り。
「初めて大統領がイムラル島訪問団を受け入れた。彼は我々から見解を聞き、我々にこのことに関する彼の見解を述べた。よって政治と和平プロセスの中心になくてはならない人物と会談した。大統領は我々をAKP党本部でなく自身の官邸で受け入れた。これの意味するところは、このプロセスの中に彼も含まれるということを証明している。大統領のみが話しただけでなく、ほかの二人(AKPのエフカン・アラ党首代理と国家諜報機構のイブラヒム・カルン長官)も話し、情報を伝えた。」

■「法的措置の必要がある」

「我々は政治の強化、すなわち和平を成し遂げ強化するために、民主政治の強化について実際に少し意見交換をおこなった。何をしなければならないのかについても、我々は期待を述べた。例えば、とらなければならない措置とは何か?オジャラン氏の条件に変更があるのかどうか?刑務所についてのプロセスが始まるのか否か?病人の囚人や実刑を延長された(訳注:釈放条件を満たした受刑者が何かしらの理由により釈放されないこと)人々…これら全ての話題が言及された。
しかし『この問題はこのタイミングで措置をとる』と述べるというよりは、相互に民主政治と和平の強化を意味するために、徐々にこれらの措置をとらなければならないと、皆が自身の意見を述べた。いかなるネガティブな表明や反発はなかったと述べたい。私は近いうちに人々が見て実感するかたちで、この措置を進める必要があると信じている。昨日はこれについても少し相談したといえる。」

■「解決する場所は議会だ」

「希望に対する権利(訳注:終身刑受刑者の更生を目的とした、仮釈放の希望をもつ権利)をはじめとして、プロセスが前進するためには法的措置の必要があり、議会が介入しなければならない。なぜならこの問題が真に解決される場所は議会だからだ。すべての政党、野党も含めて作られるメカニズムが必要だ。我々は期待を確かに口にした。しかし先ほど述べたように、『このことはこの日にこうなる』と言うよりも『一定期間を経れば、我々はこれらを必要なかたちで見て体感する。これらの措置は取られたことがわかるだろう。』と述べられた。」

■「法相と会談する」

プロセスへの法的措置に関して、来週ユルマズ・トゥンチ法相と会談すると述べたペルヴィン・ブルダン議員は「重要な会談になる」と述べ、以下のように語った。
「我々は法相との会談を実現させる。法相との会談も重要な会談になる。おそらく提出される法案にそこで目を通して、協議し、何を行わなければならないかについて意見を交わす。議会への法案提出については法相とのみに限らず、多くのアプローチを行う。」


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翻訳者:伊藤梓子
記事ID:59956